【アップルの戦略が見えてきた。】
●目的は「長文」にすることですので、持って回った言い方、曖昧な表現、はっきりしない結論があっても、「文章が下手」だとすぐに結論を下さないで、
「あぁ〜、とにかく長く書きたいんだなぁ」
と、心優しく、我慢強く、お読みください。
さぁ、始めるゾォ…
(これくらいの分量だと、ケータイから全部は、読めなくなるのかなぁ?)
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先日の「ShowTime」で、新たなAppleの戦略が見えてきたような気がしますので、ここに書いておきます。
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●ImpressWatchのニュース転載のmixiニュースにも15日に載りましたが、重要な戦略の一手は、Apple Software Updateなのです。
それでは、順番に話を進めましょう。
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【デジタルHUBのこと】
●まだ、誰もiTunesもiPodもよく知らない頃に、Appleは、「デジタルHUB構想」を言い始めました。
それは、Macを中心としたデジタルな生活の実現でした。Macを中心に音楽や写真やテレビやビデオなどを「連携させる」しくみを言い表していました。
iTunesの成功やiPodの世界的な爆発的売れ行きを想像する人は、誰も(おそらくAppleの役員ですら)いなかったのです。
●PCを中心にしたあらゆる機能の連携は、Microsoftも同じ頃に発表していました。
Windows OSをあらゆるデバイスに拡張していくことによるデジタルな連携でした。
---■ 2001年2月22日 MACWORLD/Expo Tokyo 2001 ■---
アップルの描くコンピュータ未来像として「デジタルHub」という概念を提唱、次のように述べた。
「パソコンはこれまで確実に進化してきた。80年代は、表計算やDTPソフトなどが現れ、生産性向上に力点がおかれた。生産性の時代は10-15 年ほど続き、次に、95年頃から2000年まではインターネットの時代だった。そして、今年2001年から、パソコンの世界は3番目の局面に入った。それ は、デジタルライフスタイル、という思想で表される時代だ」
アップルの未来像はMacを、デジタル新時代のHubにすること
「デジタルカメラ、携帯電話、デジタルオーディプレイヤーなど、多様なデジタル機器が普及しているが、Macはこれからの時代、これらの機器の Hub(中心) になる。Macは、さまざまなデジタル機器ではできない機能をもっている。複雑なアプリケーションが走り、大型の表示画面があり、CD、DVD読み込み・ 書き込み可能で、データ容量も巨大だ。インターネットには、いつでもどこからでも接続できる。MacはデジタルHubになる」
コンピュータが社会のあらゆる様相に溶け込むように浸透していくユビキタスコンピューティングということが起こると指摘されている。「デジタルラ イフスタイル」とは、これをジョブズ流に表現した考え方だろう。一方、インターネット時代には端末はどんなものでもよく、PDA、ゲーム機、デジタルテレ ビなどがパソコンにとって代わり、パソコンの時代の終焉がいわれるようになったが、ジョブズCEOは、Macがデジタル機器の司令塔になる、という構想を 掲げたわけで、「脱PC」の発想に大きく異を唱えた。
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【iTunesとiPodのこと】
●iTunesのMac版を公開し、Macの世界で無料のまま公開され、MacUserの中では好意的に迎えられたのです。
1.0 — 2001年1月9日 * 初リリース。
そして、初代iPodから開始された快進撃により、MacよりもiPod関連の売上の方がAppleにとって比重が大きくなってきているのです。
2.0 — 2001年11月2日 * iPod サポート。
4.0 — 2003年4月28日 * Music Store をサポート。
●Windows版のiTunesとiPodを発売し、同様にiTunesは、無償ソフトとなりました。
これは、Internet Explorer や Acrobat Reader に次ぐ、パソコンにインストールされる無償ソフトとしては、重要なアプリケーションとなったのです。
4.1 — 2003年10月16日 *Windowsをサポート。
●とくに、iTunesは、「ITS」(これまでは、ITMS)というトロイの木馬を内包していたのです。
音楽を聴くためのソフトだと思われていたものが、「ITS」という別の世界に通じる「どこでもドア」だったのです。
7.0 — 2006年9月12日 * 「iTunes Music Store」から「iTunes Store」に名称変更
実は、このソフトこそが、iTunesこそが「デジタルHUB」の重要なソフトウェアの1つだったのです。
---■ Wikipedia ■---
iPod登場以前の2001年1月にバージョン1.0が音楽再生・管理ソフトとしてリリースされ、iPod 登場以後はその管理ソフトウエアも兼ねる。さらに現在では、動画ファイルの再生・管理やiTunes Storeへの接続にも使われる。
当初は、無償配布、ユーザインターフェイスの簡略化など、手軽な操作からアップルコンピュータの周辺機器・ソフトウェアへの興味を引き、 WindowsからMacintoshへの"Switch"(乗り換え)を促すという販売戦略のため、Macintosh版のみがリリースされていた。 その後Windows版の無料配布を開始、iTunesを通してアップル流の操作感覚に親しんでもらい、iPodの購入とMacintoshへの乗り換え を促すという戦略に転換した。Windows XP、Windows 2000とMac OS Xのオペレーティングシステムに対応している。なお、Mac OS 9 への対応はバージョン3までである。
動画および音楽の再生・管理ソフトで同社の統合アプリケーションiLifeの構成要素のうちの1つでもある。
Text is available under GNU Free Documentation License.
【ハイブリット戦略】
●iTunesは、MacとWindowsの双方に同等の機能を提供する、Appleにとっての、ハイブリット・ソフトウェア(どちらにも対応している)だったのですが、ここにきて、ついに全貌が見えてきたのです。
①Quick Time
②iTunes
③iPod
④Boot Camp
⑤Apple Software Update
⑥iTV
●すべて、Mac or PCなのです。
●そうです、③のBoot Campは、MacをPC化するソフトですが、パソコン自体をハイブリット化してしまったのです。
●どちらも使えます。
使いやすい方を使ってください。
両方使える製品を買ってください。
Macは、Windowsよりも「クール」ですよ。
どうせ使うなら、Mac OSで使ってください。
という、ことなのです。
●これで、音楽とテレビ、映画などをHUB出来るようになりました。
●ここまでで、2001年からスタートした「デジタルHUB」計画は、6年目となっています。
iTuneのスタートからWindows版の発表までで、3年。
そして、iTVの発表までで、6年目。
2007年からは、新しい3年計画の始まりです。iTVは、そのスタートを飾るターニングポイントとなる製品となるのです。
【WindowsのMac化計画】
●さて、それでは、あと、足りないものは何ですか?
●「iLife」です。
「iWork」です。
●「iLife」と「iWork」のWindows版の提供です。
おそらく、来年のExpoでの新しいOSの発表の時、もしくは、次の発表のタイミングで、Windows版の提供を始めるでしょう。
●何故かと言うと、WindowsUserが望んでいるからです。CD、写真、音楽作成、ビデオ作成、DVD作成等をMacUserと同様に望んでいるからです。
「iLife 07'」をハイブリッドで発売すると、現在、Macのシェアは、2%程度なのですから、残りの98%に売れると言うことは、とてつもない売上となるのです。
iTunesは、無償ソフトですが、「iLife」は、有償ソフトです。
これまで、無償でiTunesを使っていたWindowsユーザーが、大挙して購入する可能性があります。
1. iTunes
2. iPhoto
3. iMovie
4. iDVD
5. iWeb
6. GarageBand
Windowsには、いまだに、こんなに簡単にいろいろなメディアをあつかえるソフトと連携できる仕組みは、ありません。
1本2000円で、全体で12,000円だとしても爆発的に売れるでしょう。
「iLife」には、バージョンアップの考え方が当初からありませんので、すべてが新規Userになる、ということは、Mac and PCすべてに売れるということなのです。
「Mac or PC 」から「Mac and PC」の始まりなのです。
【iTVのこと】
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iTV(コードネーム)の予告
・ 公式発表は07年第一四半期
・ 予価 $299
・ Mac miniライクな筐体
・ iTunesで扱える上記映画やテレビコンテンツ、ポッドキャストを家庭用テレビ画面で再生するハードウェア
・ インターフェースは無線および有線LAN、USB2、HDMI、RGBコンポーネント、アナログ音声、光音声
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●「iTV」は、「iLife」がなければ、ただのiPodをテレビにつなぐ接続器でしかありません。
iLifeが付属しなくて、「iTV」で、何を観るのでしょう?
映画ですか?
録画したテレビですか?
●録音したCD、購入した曲、自分で撮った写真、送ってもらった写真、自分で作った曲、もらった曲、作ったビデオ、送られてきた記念のビデオ、そしてDVDディスクの再生等など〜
そして、映画もTVも
すべてがハイブリッドで、すべてがMac or PCで、すべての人のためのHUBになれるのです。
●iPodとiTVを無線LANでつなぐことで、デジタルHUBの360°が、ぐるりと回るのです。
【そして、次の3年のための新たな戦略が…】
●やっと、Apple Software Updateに話が繋がります。
●これは、MacとWindows環境における、Apple Softwareの築城です。
「敵地に城を構えた」と言うことです。
Windowsの中にAppleが完全に陣地を作り、常にソフトを流通させるための補給路も構築したと言うことなのです。
そして、頻繁にセキュリティ・アップデートの必要なソフトウェアのための準備をし、ユーザー検証が始まったということです。
●待つのは「iLife」。
* 1.0 — 2001年1月9日
* 1.1 — 2001年2月21日
* 2.0 — 2001年11月2日
* 2.0.2 — 2001年11月16日
* 2.0.3 — 2001年12月13日
* 2.0.4 — 2002年3月20日
* 3.0 — 2002年7月17日
* 3.0.1 — 2002年9月18日
* 4.0 — 2003年4月28日
* 4.0.1 — 2003年5月27日
* 4.1 — 2003年10月16日
* 4.2 — 2003年12月18日
* 4.5 — 2004年4月28日
* 4.6 — 2004年6月9日
* 4.7 — 2004年10月27日
* 4.7.1 — 2005年1月11日
* 4.8 — 2005年5月9日
* 4.9 — 2005年6月28日
* 5.0 — 2005年9月7日
* 5.01 — 2005年9月21日
* 6.0 — 2005年10月13日
* 6.01 — 2005年10月21日
* 6.05
* 7.0 — 2006年9月12日
●iTunesだけで、2001年から24回のアップデートを重ねている。
●それと共に、各iLifeのアプリケーションも、細かなアップデートを重ね、機能の充実とユーザーの要求に応えている。
●これまで提供してきた、ほぼすべての無償ソフトから、Windows環境での商売が始まります。
1. Quick Time ⇒ proバージョンのみ有償
2. iTunes
3. iPod ⇒ 唯一の有償ハード
4. Boot Camp
5. Apple Software Update
6. iTV ⇒ 予価 299ドル
●「iLife」と共に「iWork」のWindows版も発表されるかもしれません。(おそらく、+1年は待つかもしれませんが…)
「iLife」には、ほとんど敵がいません。GoogleのPicasaやAdobeのPhotoshop Album等もありますが、それはiPhotoの代わりになるだけですし、その他のソフトは比較するものがありません。
「iWork」には、大きな敵がいます。OfficeやMSWorksです。まあ、Worksは売れていませんので、比較するには、余りに巨大なOfficeしかないわけですが、今の「iWorks」では太刀打ちできません。
①Pages
②Keynote
あと、これに「表計算」を加える必要がありますし、ビジネス(ライトビジネス)に使うとなると、もう一度ファイルメーカーを買収しなおして、「iWork」に、File Maker Expressとしてバンドルする必要があります。
●こうすると、New iWorkの構成は、次のようになります。
1. Pages : Word
2. Keynote : Power Point
3. Numbers : Excel
4. File Maker Express : Access
これで、「iLife」ソフトを含めると10本の重要なアプリケーションをWindowsの中に保つことが出来ることになり、この10本を主に使うユーザーにとっては、もう「Windows」である必要はなくなるということです。
この10本のソフトが20,000円(150ドル程度)で購入できたら、当初からPCにバンドルするメーカーも現れてくるでしょう。
●こうして、2007年から2009年までの3か年計画は進んでいくと予想できるのですが、どうでしょうか?
来年のMac OS X 10.5の発表と同時に「iLife 07」の更新も発表されるのは確実ですが、果たしてWindows版も発表されるでしょうか?
「iLife 07 for Mac and PC」
(驚きの声と鳴りやまぬ拍手…)

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